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『骨粗鬆症』について

からだの『なぜ・何』では、身近な健康に関する疑問にお答えしてまいります。今回は、前回に引き続き『骨粗鬆症』についての豆知識です。

V どんな人がなりやすいの?

 Uで骨粗鬆症を併発しやすい病気を紹介しました。この項では、どのような体質の、又はどのような生活習慣を過ごしている人がなりやすいかを抜き出してみようと思います。

@身長が低いやせ型の人
 骨に対する体重負荷が少ない為、骨形成が少なくなります。しかし、著名な肥満の人はかえって栄養不全になり、骨粗鬆症の発生につながると考えられます。

Aたばこ、コーヒー、アルコールの過剰摂取
 腸管からのカルシウム摂取をじゃまします。

B塩分の過剰摂取
 塩分を摂りすぎると、カルシウムの尿中排泄が多くなります。

C加工食品の摂りすぎ
 加工食には見かけの歯応えを良くする為に、重合リン酸が含まれています。このリンを多く摂取し過ぎるとリンがカルシウムと結合し、腸管からのカルシウム吸収を妨げてしまいます。

D運動不足
 運動不足は骨に対する刺激が減少し骨形成が少なくなり、さらに腸管からのカルシウム吸収を低下させてしまいます。運動の目安としては一日30分〜1時間の散歩、8000歩程度歩く事が必要です。

E男女差
 女性は50歳前後の閉経期を境にして急激に骨粗鬆症の発生頻度が増加し、男性は70歳以降増加します。原発性骨粗鬆症の85%は女性です。閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのは、閉経後に女性ホルモンが減少するからです。女性ホルモンが減少すると、骨から血液の中へカルシウムがどんどん流れてしまうので、骨の量が減って骨粗鬆症になりやすくなるのです。

F日光照射不足
 日光を浴びることで体の中でビタミンDが作られます。ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を助けてくれます。日光は日陰で30分ほど浴びれば一日に必要なビタミンDが作られます。しかしガラスは紫外線をほとんど通さないので、窓越しの日光浴はほとんど効果がありません。

G地理的関係
 カルシウムやタンパク質の摂取量の多いフィンランドやイギリスでは骨粗鬆症は少なく、摂取量の少ないインドや日本に骨粗鬆症は多い。又漁村群に比べて農村群の方が発生頻度が高く、飲料水のカルシウム含量の違いでも地域差があります。

H遺伝&体質
 詳しい事はよくわかっていませんが、「骨量の少ない母親は、骨量の少ない娘を持つ傾向がある。」「脊椎圧迫骨折を引き起こした患者の子供は骨量が低下していた。」等の報告があり遺伝的要因もあると考えられています。
 その他に人種による差もあります。白人や黄色人種に比べて黒人は骨量が多く骨粗鬆症になりにくい事がわかっています。

 さて今回の骨粗鬆症の特集Vはいかがだったでしょうか?

 次回は「W 骨折しやすい骨って!」を特集しようと思っています。

(文責:小園)


お知らせ
 

 患者さんにおかれましては、受付並びに会計待合、薬の待合や玄関前の駐車場等が手狭になっており、ご不便をお掛けしていることと存じます。

 また、10月には旧薬局から泌尿器科外来への階段及び薬局の一部等の解体作業が予定されており、騒音や振動でご迷惑をお掛けすることと存じますがご理解とご協力をお願いする次第です。工事に関してのご質問等ございましたら阿久根市民病院 人事・企画管理室へお問い合わせください。

(文責:尾上)

〈追記〉病院玄関より30m程北側に身体障害者用駐車場を設けておりますのでご利用ください。職員又は警備員がご案内致します。但し数に限りがございますので一般の方の駐車はご遠慮くださいますようお願い致します。

 

編集後記

 季節はもう秋です。まだまだ暑い日が続いております。しかし、夜になりますと何処となく虫の声が聞こえるようになりました。秋と言えば、食欲の秋であり、スポーツの秋でもあります。私の楽しみは、スポーツ観戦です。この時期になりますとプロ野球ペナントレースも終盤を迎え、優勝争いも白熱し、ファンも熱くなってきていると思います。今年はどの球団が日本一になるか楽しみです。

(橋元)



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