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『骨粗鬆症』について

からだの『なぜ・何』では、身近な健康に関する疑問にお答えしてまいります。今回は、前回に引き続き『骨粗鬆症』についての豆知識です。

W 骨折しやすい骨って

 骨粗鬆症になると骨折しやすくなりますが、特に足の付け根や背骨など力の多くかかる部位が骨折を起こしやすくなります。

◆部位…背骨と大腿骨頚部骨折がもっとも多い。


X 診断

 診断は腰椎のレントゲンや骨塩量の測定・血液検査等を行います。レントゲンでは骨が空洞状になっていないか、骨塩量では骨量が減少していないか、血液検査では骨粗鬆症が原発性のものなのか、又は特定の病気によるものなのかという目安になります。又腰痛や身長短縮等も診断の参考になります。

Y 治療方法

@薬物治療…骨粗鬆症の治療薬にはカルシウム剤・活性型ビタミンD・性ホルモン等、多数の種類があります。単独で使用したり、他剤と併用したりします。骨量を増やすために行うのですが、骨量の維持・若干の増加にはなっても大幅な増加は望めないのが現状です。

A運動療法…骨への加重負荷や筋肉負荷が骨量の保持や増加に重要な役割を果たしていると考えられています。特に重量負荷が期待できる運動、散歩ジョギング等は効果的だと思われます。又骨粗鬆症患者の体操療法では背筋腹筋の運動を行い、良い姿勢の獲得や脊柱や軟部組織の柔軟性の獲得等を目的に行います。短期間でも激しい運動であれば効果が望めますが、痛みや骨折などを引き起こす危険性が大きいので、高齢者でも行える程度の運動を長く行うことがポイントです。

B食事療法…骨量の低下を防ぐためには、カルシウムの摂取が必要です。日本人のカルシウム一日所要量は600r必要と言われていますが、最近では高齢者は800r以上必要と考えられています。現在の日本人の平均的なカルシウム摂取量は540rと言われ所要量に達していません。

★カルシウムをたくさん摂取するには!

1.牛乳・乳製品を毎日摂る…牛乳一本には200rのカルシウムが含まれています。毎日の生活で牛乳を飲まずに十分なカルシウムを摂取するのは困難です。
2.丸ごと食べられるような、小魚を摂る…カルシウムは多いが吸収率は劣ります。
3.大豆製品を摂る…調味料に含まれるナトリウム(みそ・しょうゆ等)を多く摂り過ぎると、尿中にカルシウムが排泄されるので味付けには注意すること!
4.海草類を摂る…ヒジキ・ワカメ・ノリ・昆布などカルシウムは多いが、一回に摂取できる量はあまり多くないので少しずつでも毎日食べるようにする。

★カルシウムの吸収をよくするために!

1.ビタミンDを一緒に摂る…卵黄・バター・肝臓に含まれカルシウムの吸収を補助してくれる。
2.良質タンパク質を摂る…タンパク質に含まれるアミノ酸はカルシウムの吸収を促進する。

 主に以上のような治療方法がありますが、単独による治療効果は少なく、三つの併用がより大きな効果を生むと考えられています。

(文責:小園)


編集後記

 夕方、日が暮れ、暗くなるのがずいぶん早く、仕事帰りの足が少し急ぎ足へとなった気がします。同時に、寒くなると厚着したり、体が自然と丸くなるため、転倒に気をつける必要があります。もう11月、まだまだ食欲の秋を満喫したいのですが、冬の鍋も待ち遠しいですね。

(川畑)



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