表紙 1・2ページ 3・4ページ 5・6ページ 7ページ
次ページへ 広報誌トップへ 阿久根市民病院トップへ


*ICLSコースに参加して

 みなさんは倒れている人を目の前にしたときどんな対応をされるでしょうか?

 頭の中では何となくわかっているつもりでも、実際に自分が当事者になった場合、素早く適切な処置を行うことは容易ではないでしょう。

 今回、その蘇生のトレーニングコース(ICLS:日本救急医学会主催のACLS基礎)が阿久根で初めて開かれ、私も医局の先生方と参加しました。当日会場となった阿久根市民病院4階大ホールは、受講者、インストラクター、見学者の方々であふれかえり熱気に包まれていました。インストラクターの中には福岡県から来られた方もいたようです。

 実際の講習は、心電図波形の連動や頚動脈触知の可能な高性能な人形を使って行われましたが、我々を飽きさせないかなり完成されたセミナーだったように思います。

 私自身、この分野に関しては素人ではなかったつもりでしたが、フラットライン・プロトコールなど初めて耳にする言葉もあり、大変勉強になりました。このセミナーに参加して予想以上によかったというのが実感です。私だけでなく参加された誰もが満足して帰られたのではないでしょうか。また、開業医の先生方も多数参加されていましたが、我々より大きな声をだして心臓マッサージをされている姿は印象的でした。アメリカではこういうセミナーには医師の参加が義務づけられているそうです。今回我々が受講したコースは、医師以外の参加はなかったようですが、看護師さんたちのトレーニングコースとしても適していると思います。今後、機会があれば院内でも講習会を行いたいと考えています。みなさん、一緒に頑張りましょう。

(文責:山下)


研修医
森山 宏遠(もりやま ひろとう)
 熊本県出身

・趣味:オーディオ

 鹿屋の池田病院からきました。
 脳神経外科と循環器科をまわる予定です。 これから4ヶ月間よろしくお願いします。

研修医
鈴木 宗村(すずき むねむら)
 北海道出身

・趣味:サーフィン、スキー

 研修医としての最後の4ヶ月間をお世話になります。
 頑張りますので宜しくお願いします。


研修医
清永 夏江(きよなが なつえ)
 鹿児島県出身

 平成17年12月から平成18年3月まで阿久根市民病院で研修させていただきます。
 短い間ですが御指導の程よろしくお願いします。


<職場紹介>

A−2病棟

 当A-2病棟は、循環器・神経内科の内科混合病棟です。

 スタッフは、現在循環器医師4人・神経内科医師1人・看護師22人・看護助手3人・クラーク1人の総勢31人です。

 循環器では、心筋梗塞の亜急性期の看護ケアで心電図モニターを観察しながらの心臓リハビリを行い、また糖尿病の患者さんには、栄養・薬剤・運動などについてビデオを取り入れた生活指導を行い社会生活への復帰に向けて援助しています。脳神経内科疾患では、脳梗塞の急性期治療を担っています。

 看護方式は、患者さんの入院から退院までを受け持って看護し、責任を明確にできるように、3チームに分けた固定チーム受持ち式です。今年度の病棟目標は、「職員間のコミュニケーションを円滑にし、職場風土の活性化を図る」「患者・家族の立場に立った温かい看護・根拠のある看護を行う」こととし、日々取り組んでいます。地域柄高齢の方が多く、治療の為の点滴や行動の規制等で環境の変化に適応できずに混乱を来たしてしまうこともありますが、患者さんが安心して退院できるようなチーム医療を目指しています。毎日残業・育児に追われながらも、若さあふれるスタッフで活気のある病棟です。今後も、ご支援をよろしくお願いいたします。

(文責:高橋)


クリスマス会

 今年度も12月22日に回復期リハビリテーション病棟年間行事の一つであるクリスマス会が開催されました。今年度のクリスマス会は『生のクリスマス』というテーマで、例年とは異なる三つの試みに挑戦しました。まず一つ目として、生の木での巨大クリスマスツリーの作製、二つ目に、例年より広いスペース(リハビリ室)での開催、三つ目に、生の伴奏による合唱が挙げられます。

 クリスマスツリー作製に関しては、クリスマス会の二週間前から作製・展示、患者さんと一緒に飾り付けを行い、当日まで展示しました。患者さんやご家族からも『大きなツリーでクリスマスの雰囲気が出る』等の反響もあり、季節感を印象づける事に繋がったと思います。

 また今回は、例年のC-1病棟食堂からリハビリ室へ変更して、より広いスペースで実施しました。それにより、患者さんはゆったりとした空間で集中して参加できたと思いますし、スタッフにとっても対応しやすい環境を設定することができました。

 生の伴奏に関しては、サックス、ギター、キーボード、ベースの四種類の楽器を使用しジングルベル、きよしこの夜の演奏を行いました。日頃聴く事の少ない楽器の音色に、聴き入っている患者さんもちらほらと見られ、少なからず反響があったものと思います。

 その他にも、終盤のキャンドルサービスでは患者さん一人一人に手作りキャンドルを渡し、全てのろうそくに火が灯り、室内が暗くなると幻想的な空間が演出されていました。また、民生委員の方々のボランティア参加や病棟看護師の踊り、サンタクロースや月光仮面、天使の登場などもあり、患者さんとスタッフが一体となって楽しめる内容であったと思います。

 今後も回復期リハビリテーション病棟の年間行事は、継続して行われていきます。今回の実施内容の反省と評価を行い、課題を見つけ、回復期リハビリテーション病棟年間行事がより良いものになるよう努力していきたいと思います。

(文責:黒蕨)


消防訓練を終えて

 今回、夜間火災を想定した消防訓練を実施しました。平成17年より各部門の当直勤務体制が見直され、実際夜間帯に勤務するスタッフ15名が参加し実施する事ができました。入院患者50名(担送6名、護送10名、独歩34名)を対象とし、患者さんの安全を優先し火災発生から7分以内に避難誘導ができることを目標に実施しましたが、結果として目標は達成されたもののさまざまな課題も見出すこともできました。訓練結果が効果的であるかどうかは疑問であり「やった」という満足感だけで終わってしまっていると言っても過言ではなかっただろうかと思います。

 A-1病棟は急性期の病棟であり、今回はそれらの条件を想定していましたが、担送、誘導において専門的な技術が生かされていないことも明確になりました。今後は各スタッフのスキルアップも重要であると思います。

 今回の訓練を経て火災という混乱した不確実な情報しかない状況においていかに応援者を有効に利用するか病棟リーダー看護師の指示即ち、リーダーシップと応援者お互いの声掛けの重要性が必要であり、特にリーダーにおいては常日頃の入院患者さんの把握が重要である事を再認識しました。

 火災の場面において患者さんの安全を確保し、不安感を与えず避難誘導、救護することが私たちの責務と考えます。これからも有意義な訓練を重ね災害時に対応できる体制を確立して行こうと思います。訓練に協力してくださった患者さん、スタッフにお礼申し上げます。

(文責:久保)



次ページへ 広報誌トップへ 阿久根市民病院トップへ