| 阿久根市民病院では、毎月第3水曜日の午後2時から3時まで健康教室を開催しています。 4月の健康教室の内容は、循環器科の福元医師による糖尿病についてのお話でした。 糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高い状態が持続する病気です。糖尿病でない人は、インスリンの働きにより血糖が一定値以上に上昇しないようになっています。このインスリンによる血糖低下作用が弱くなると糖尿病になります。 *血糖をさげるホルモンは唯一インスリンしかありません。 1型糖尿病…子供や若い人に多くインスリンを分泌する膵臓の機能が破壊され、インスリンを全く分泌することができなくなる病気です。 2型糖尿病…食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレス、加齢などのインスリンの作用を妨害するような引き金が加わって発症する病気です。 糖尿病になっているかのチェック項目として… *このごろ太ってきた *食べても食べても痩せる *食欲がありすぎていくらでも食べられる *おしっこの回数が増えて、量も多い *おしっこのにおいが気になる …などがあげられます。 | ◆糖尿病の合併症について 〜糖尿病の3大合併症とは? (1)糖尿病性網膜症…網膜の血管障害により起こります。失明に至ることもあります。 (2)糖尿病性腎症…血管障害により、腎臓の機能である老廃物排泄がうまくできなくなることもあります。進行すれば腎不全に陥り、人工血液透析が必要となります。 (3)糖尿病性神経障害…神経障害は、糖尿病の合併症のなかで通常最も早期に出現し、頻度も高いです。しびれ感、痛み、知覚低下などがみとめられます。  | ◆治療について (1)運動療法…一人でできる運動を選び、毎日同じだけ行います。毎日が無理でも、2日に1回は行います。運動の強さは、きつすぎず、楽すぎず、少し汗ばみ、隣の人とラクに会話ができる程度にしましょう。運動は、1日30分が目安です。 (2)薬物療法…1. 内服薬によるものと、2. インスリン注射によるものの2種類があります。 インスリン療法は、1型糖尿病の患者さん、および2型糖尿病の患者さんで食事・運動療法および内服薬での血糖コントロールが得られない場合などに適用になります。 (3)食事療法…BMI(標準体重設定)を指標として、一日の必要エネルギーを算出します。 例)身長160cmの人…標準体重=22×1.6×1.6=56.3kg 例えば、身長160cmの農業(重労働)に携わる人の一日に必要なエネルギーは 標準体重(56.3kg)×30〜35kg= 約1,970〜2,250kcalになります。 | ◆最後に糖尿病を防ぐ食事として (1)野菜はたっぷり摂りましょう…野菜に含まれる食物繊維は、肥満を防ぐ働きをします。 (2)食事は決まった時間に、時間をかけて食べよう…朝食を抜いたりせず、一家団欒時間をかけて食事の時間を楽しみましょう。 (3)甘いものや脂っぽいものは食べ過ぎない (4)一人分ずつ、取り分けて食べよう (5)薄味にしよう (6)ながら食いをやめよう…テレビを見ながら、新聞を読みながらといったながら食いも、食べた量がわからず、ついつい食べ過ぎたりしてしまいます。 (7)多いときは残そう (8)お茶碗は小ぶりのものにしよう (9)調味料は、かけずにつける 5月の健康教室は、管理栄養士による「糖尿病の食事について」です。5月17日の午後2時から、場所は市民病院の4階ホールです。たくさんのご参加をお待ちしております。 (文責:木場) (お申し込み先) 阿久根市民病院 循環器外来 または 地域医療連携室 (電話) 73−1331 阿久根市民病院(内線 519) 73−1368 地域医療連携室 | |