|  阿久根市民病院では、毎月第3水曜日の午後2時から3時まで健康教室を開催しています。 6月の健康教室は整形外科医師の白地先生から腰痛、肩こり、膝の痛みについて講演していただきましたが、今回は膝の痛みとその対処法について紹介します。 膝の痛みを引き起こす疾患で代表的なものが「変形性膝関節症」です。 ◆原因 膝関節では上の骨と下の骨が直接ぶつからないようにクッションの役目をする半月板がありますが、加齢などによってすり減り、骨と骨が直接当たって炎症を起こし、やがて関節が変形してくることで引き起こされます。またO脚だと変形性膝関節症になりやすく、日本人はO脚の人が多いそうです。 ◆症状 (1)歩き始めや長時間歩いたあとに痛みを感じるようになります。 (2)膝に水がたまったり、にぶい痛みが続き、膝の動きが悪くなります。 ◆対処法 筋力を鍛えることによって水がたまりにくくなるそうです。 ☆プールの中での歩行(膝に負担がかからず筋力をつけられます) ☆もっと手軽に家でもできる方法として、仰向けに寝たまま足を10秒間挙上するだけでも効果大。 *ただし痛みがある際は無理して行わないようにしましょう。逆に悪化してしまいます。 | 変形性膝関節症の治療法には「運動療法」「薬物療法」「物理療法」や「手術療法」がありますが、一番の基本は『肥満を改善する』『正座はしない』『重いものを持ち歩かない』『杖を持つ』など日常生活に注意しながら過ごすことです。 最後に住民の皆様から質問がありましたのでいくつか紹介します。 Q1 | 膝の水を抜くと水がたまりやすくなるのか? | A1 | 水を抜くと楽になるため抜いた方がいいです。それによって水がたまりやすくなることはありません。ただし、水を抜く回数が多いと悪化していることが考えられます。 | Q2 | 膝の水を抜いてもらったら血液が混じっていた。 | A2 | 水(関節液)は通常、黄色透明を呈しています。血液が混入している原因として、滑膜(かつまく)炎の悪化、じん帯損傷、針を刺したときに静脈をつらぬいたなどが考えられます。また血液に油が混入していたら骨折が考えられます。血液は混入していないが水が濁っていたら痛風、ひどく濁っていたら化膿していることがあります。 | 膝の痛みが取れなかったり、悩んでいる方はかかりつけ医にご相談ください。 次回の健康教室は、7月19日(水)「脳卒中予防」についてです。阿久根市民病院4階ホールで開催いたします。多数のご参加お待ちしています。 (文責:寺地) (お申し込み先) 阿久根市民病院 循環器外来 または 地域医療連携室 (電話) 73−1331 阿久根市民病院(内線 519) 73−1368 地域医療連携室 | |