阿久根市民病院では、毎月第3水曜日の午後2時から3時まで健康教室を開催しています。 9月の健康教室は泌尿器医師 西園先生による「泌尿器疾患について」でした。 | | 尿路結石とは、尿の中に含まれている物質が腎臓の中で結晶をつくり、それが蛋白質などの有機物質と結合し、固まったものをいいます。 結石がなぜできるのかは、尿路感染、代謝異常、ホルモン、薬など、原因のはっきりしているものもありますが、およそ約8割は原因不明です。 ◆こんな症状に要注意!! 自覚症状は「せん痛発作」と呼ばれる激痛が特徴的です。冷汗や吐き気を伴うこともあり、胃腸の病気と勘違いするかもしれません。また、全く自覚症状がないとか鈍い痛みだけのことがあります。 *治療法 保存療法:自然に尿道から結石を排泄させることです。水分を多量にとり、尿管の蠕動運動を活発にさせることで結石の下降を促します。 侵襲的治療:結石が1cm以上の大きさで自排が困難、尿の流れが阻害されて水腎症になる恐れがある時、薬の効かない尿路感染がある時、激しい痛みがある時に行います。当院では、体外衝撃波結石破砕術(ESWE)と呼ばれる方法が行われています。  | ※「暮らしの心がけ」で再発防止できます。 ・水分をたっぷり 結石は過飽和状態が要因となるので、それを防ぐために必要です。結石は夜作られると言われています。予防のために夕食後の水分補給がポイントです。 ・カルシウムをしっかり、脂肪は少なめに 尿酸結石の約80%はシュウ酸カルシウムなどカルシウムを主成分としたものです。カルシウムは腸管中でシュウ酸と結合し、シュウ酸カルシウムとなると腸より吸収されなくなり、尿中へのシュウ酸の排泄を抑制してくれるため、結石の予防となります。 ・野菜、海草、青身の魚を適度に 適度にバランスよく摂取することで結石予防に有効です。 ・塩分、砂糖は控えめに 砂糖は尿中のカルシウム濃度を上げ、結石の形成に一役買いますので摂りすぎに注意しましょう。 ・バランスよく規則正しい生活に心がけましょう *定期検診 尿路結石は再発しやすい病気です。再発防止や早期発見のためにも定期的な検診が決め手となります。医師の指示に従って必ず検診を受けるようにしましょう。 次回の健康教室は、10月18日(水)消化器外科医師による「消化器がんについて」です。午後2時より4階ホールにて行われていますので、多数のご参加お待ちしております。 (文責:竹下) (お申し込み先) 阿久根市民病院 循環器外来 または 地域医療連携室 (電話) 73−1331 阿久根市民病院(内線 519) 73−1368 地域医療連携室 | |