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『尿検査と病気』について

からだの『なぜ・何』では、身近な健康に関する疑問にお答えしてまいります。今回は、前回に引き続き『尿検査と病気』についての豆知識です。

 尿検査の代表格に尿糖検査があります。今回はこの尿糖についてお話したいと思います。

◆尿糖とは?
 ブドウ糖は大切なエネルギー源で、健康な人の場合には尿中に漏れ出すのはほとんどなく、その濃度は20 mg/dl以下、1日排泄量は40〜85 mgです。通常の定性検査では検出できません。この漏れ出さないはずのブドウ糖が、ある線を超えて尿中に出てしまったものを尿糖といいます。

◆何がわかるのでしょう?
 もともと腎臓は血液中のブドウ糖を尿にもらさないような仕組みになっていますが、血液中のブドウ糖が多くなりすぎて170〜180 mg/dlを超えると、尿にあふれ出てしまいます。これは、糖尿病です。また、あふれ出る閾値が低いために血糖がそれほど高くなくても尿中にブドウ糖が出てしまう場合があります。これを腎性糖尿といい、腎機能のひとつの指標となります。したがって尿糖検査は糖尿病を見つけ出すスクリーニング(ふるいわけ)検査として行われますが、この数値が陽性であっても必ずしも糖尿病とは言えません。

◆検査結果はどう見るの?
 陽性のときこのような疾患が考えられます。

代表的疾患
血糖が高値の時
血糖が正常値の時
糖尿病
甲状腺機能亢進症
クッシング症候群
慢性膵炎
(ステロイド剤の投与時)
腎性糖尿(腎障害)
フアンコニ症候群
妊娠後期
薬物中毒

【参考文献】
『臨床検査提要32版』
『最新臨床検査のABC』(2006年発行)
『わかる検査値とケアのポイント』医学書院
『臨床検査データブック』医学書院

(文責:花田)






編集後記

 今年も暖かい正月で始まり、とても過ごしやすい日が続いています。正月に飲んで、食べて、健康面が気になる方も多いのでは?

 私も今年こそは体重を減らして健康な体を取り戻そうと心に誓う今日この頃です。健康を維持するためには食事療法、運動療法をバランス良く行うことが必要です。皆さんも空いた時間にウォーキングでも。

(藤後)



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