| 日本人女性の乳がん罹患率は年々増加し続けており、今では22人に1人が乳がんに罹っているといわれています。しかし、乳がんは早期に発見・治療することで約95%と高い確率で治る病気ともいわれています。 乳がんの早期発見のためには、日頃の自己検診と定期的な乳がん検診がとても重要な役割を果たします。乳がん検診の中でも、乳がんの早期発見に効果が高いとされているのがマンモグラフィ検査です。 マンモグラフィ検査とは乳房を挟みながら圧迫してX線撮影を行う乳房のレントゲンで、触ってもわからないような早期の小さな乳がんや、しこりを作らない乳がん・非常に微細な石灰化も見つけることのできる検査です。 欧米ではマンモグラフィ検診が普及しており、乳がんの死亡率は減少傾向にあります。日本でも40歳以上の女性の乳がん検診では、マンモグラフィ検査を行うように義務付けられていますが、日本での乳がん検診受診率は欧米と比較するとまだまだ低いです。 当院では、1人でも多くの方に乳がん検診を受診して頂きたいと考えており、今年の2月より新しいマンモグラフィ撮影装置を導入することとなりました。少しでもリラックスして検査を受けて頂けるよう、検査室の落ち着いた雰囲気づくりを心がけています。 初めて受診される方は不安も大きいかとは思いますが、マンモグラフィ検査に関しては女性レントゲン技師が対応いたしますので、是非1度受診されてみてください。  | ◎検査の流れ (1)上半身を裸になってもらいます。(検査中のみ裸になれるように肩からかけるケープを用意してあります。) (2)マンモグラフィ撮影装置の前に立ち、撮影するほうの乳房を台の上にのせます。 (3)技師の手で乳房が平らになるように押さえ、圧迫版という板で乳房を圧迫していきます。(圧迫の際は、個人差がありますが多少の痛みを伴うことがあります。痛みの確認を行いながら圧迫していきますが、痛みが強いときはすぐに申し出てください。) (4)圧迫ができたら、息を止めてもらい撮影をします。 乳房を圧迫している時間は1回の撮影につき1〜2分です。これを片方の乳房に対して2回ずつ(上下方向と左右方向)両方で計4回繰り返してマンモグラフィ検査は終了となります。 (2)の乳房を手で押さえるときは、乳房と乳房の後ろにある脂肪組織を引っ張り出し、乳房をよく広げてから圧迫することによって、乳腺組織がきれいに写り診断がしやすくなるとともに、受診者の被爆を減らすことも可能となります。さらに、広い面積で圧迫圧力を受けるので、痛みの軽減にもつながります。 よいマンモグラムを得るためには、撮影時に全身の力を抜き、微妙な体位調整に応じてもらうなど受診者の協力を得ることが必要不可欠となります。リラックスして検査を受けられる環境づくりを心がけていきますので、受診の際はご協力よろしくお願い致します。 (文責:吉田)  |