| 祝新春 明けましておめでとうございます。年末年始、お酒の飲みすぎになっていませんか。今回その飲みすぎに関係した話です。
◆γ-GT
ガンマ・グルタミールトランスフェラーゼ
γ-GTとは?
γ-GTは、以前γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)と言われ、たんぱく質、アミノ酸代謝に関与している酵素です。腎臓、膵臓、肝臓、脾臓、小腸などに含まれます。細胞が障害されると出てきますが、腎臓の場合には尿に出てしまうので、血液中に増えたときには肝臓、膵臓、胆道系の病気や異常が考えられます。
このγ-GTはアルコールを飲むヒト、特にアルコール性肝障害のあるヒトに高く出やすく、アルコール性肝障害を見つけ出す検査として、よく知られています。
何がわかりますか?
γ-GTが高値を示す場合は、その原因が肝・胆道の疾患にほぼ特定できます。また、ALP、LAPの検査値はγ-GTと同様に並行して動きます。
また、アルコールに対して特に鋭敏で、この検査値のみが高い場合、アルコール摂取が影響している可能性が高くなります。飲んだアルコール量に比例して上昇することも特徴です。アルコール性肝障害のある人はほとんど例外なく、γ-GTP値が高くなります。
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異常値を示す疾患
(上昇):アルコール性肝臓障害 肝炎 肝硬変 胆石 胆管癌 肝癌 薬剤性肝炎
◎基準値…
(男性) 70U/リットル以下
(女性) 30U/リットル以下
注意点とまめ知識
個人差は大きいが、同一個人では運動、食事での影響や日差はありません。
性差は、女性が低値です。小児も低値で、新生児は高値を示します。
抗てんかん薬、抗けいれん薬、向精神薬、ステロイド剤で増加する場合があります。
(文責:花田)
【参考文献】
『検査のすべて』 主婦の友社
『医者に聞けない検査結果の読み方がわかる本』 中経出版
『検査・検査値まるわかり辞典』 西東社
『検査値のみかた 改訂3版』 中外医学社
『最新 臨床検査のABC』 日本医師会
『基準値と異常値の間』 中外医学社
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