病院長ごあいさつ
人を大切にし信頼される医療をめざして
出水郡医師会広域医療センターは、地域医療の充実を目指した出水郡医師会の熱い思いのもと、平成元年国立病院が民間へ移譲された本邦第1号の病院として誕生しました。当初は阿久根市民病院という名称で阿久根地域の医療に重点がおかれましたが、病院の発展に伴い出水市や長島町からの患者さんも増加して来ました。そこで出水二次医療圏という広域の中核病院である本来の役割を明確に示すため、平成25年10月出水郡医師会広域医療センターへ名称を変更しました。現在は、出水市・阿久根市・長島町の2市1町をその医療圏としています。
当地域の現状は高齢化と人口減少、核家族化が著しく進んでいます。このような中、高度医療を受けるためわざわざ都市部まで出向くのはたいへんなことです。当院の使命は、この地域の中核医療施設として救急医療や高度医療を重点的に行い、当地域の住民の方々に都市部と変わりない質の高い医療を提供することです。医師会病院として、かかりつけ医と中核病院という医療の役割分担を明確にした理想的な地域医療のあり方を目指しています。最新の医療機器が導入され、厚労省指定のがん拠点病院のひとつである地域がん診療病院を取得するなど、着々とその目的を達成しつつあります。今後は、在宅医療介護の後方支援病院としての役割も重要となってくるでしょう。
当院は積極的な看護教育をはじめとした医療従事者全体のスキルアップに力を入れています。また保育所の24時間体制など職場環境の整備にも努力しています。
医療の質と安全を高めつつ、人を大切にした信頼される医療を職員全体で目指しています。
