麻酔科
2020年は日本中が終始コロナに振り回された年になりました。その中でも手術室のパーフォーマンスは全く変わらず、1000件超の件数を行っています。おそらく当地域においては院内や施設におけるクラスターの発生だけが大きな問題と成り得ると思います。麻酔科は地域研修医の新たな参加が大きな収穫でした。専門医+地域研修医の組み合わせで日中のオペ施行の効率を最大限にすることが、病院の存続にとっても重要なファクターでしょう。
2021年4月からは新進の代表専門医が麻酔科科長として赴任します。病院にとっても重畳なこと。外科、病棟、救急外来との協調と、出水総合医療センターとの連携に最大限の配慮が必要と伝えました。また当院は平日は月水金のみ夜間の緊急手術を受け、火木は原則受けない体制に移行しました。少子高齢化の中、地域医療の縮小傾向は宿命ですが、その存続のためにはマンパワーの公正な配分は麻酔科医局にとっても最大の焦慮に駆られる点です。単なる精神論でも理想論でも解決しない、政治的な駆け引きや金銭的な条件の改善だけでも絶対に単純には解決できないのだということを関係者全員が十分に認識し常時話し合う必要があるでしょう。
この病院が地域医療を支え続ける存在であり続けることを祈念しております。
年度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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2018 | 66 | 65 | 58 | 66 | 96 | 103 | 90 | 99 | 87 | 105 | 92 | 78 |
2019 | 83 | 65 | 95 | 86 | 80 | 81 | 104 | 94 | 77 | 102 | 97 | 94 |
2020 | 86 | 84 | 93 | 87 | 75 | 77 | 104 | 99 | 96 | 90 | 90 | 100 |